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キヤノンEOS M5の「いままでのミラーレスに、満足しているか?」の「いままで」がちっとズレているような

キヤノンが「ミラーレスで金の雨が降るぞー(オカダ•カズチカ)」とおっしゃたわけはないのですが、とまれ今年はミラーレス覇権にめっちゃ強気で名乗りを上げたわけで、ちっちゃいカメラ倶楽部(仮称)としては気になるわけですよ。

でもって、キヤノンからEOS M5が発表された日はそりゃもうソワソワで。したらまあ強気な!というキャッチコピーでいらしてて。

「いままでのミラーレスに、満足しているか?」

だそうです、ほう。

しかし、資料を拝見すると、キヤノンが把握している「いままでのミラーレスの不満」というのが

不満1:AFが遅い
不満2:暗いシーンが綺麗に撮れない
不満3:モニターで撮影しづらい
不満4:直感的な操作ができない
不満5:もっと表現の幅を広げたい

なのですが…なのですが!!!

これってデータがズレてるないし非常に狭い範囲(ええとさくっと言ってしまうとキヤノンの既存のミラーレスユーザからのデータ)ではないか?と思ったのはわたくしだけでしょうか。

どうも上の「不満」に関しては先行のメーカーさんはクリアしてるとこが多いのではという印象で。AFに関してもオリンパスユーザ、ソニー6000台ユーザからは聞こえてこないんですよね。なので。

不満2以下については「え?そこじゃないよ!」と思ってしまった次第で、整理すると…

不満1:AFが遅い → 2016年現在、ソニーα6000ないし6300が最速とされていますが、それより爆速(!)であれば考慮の余地アリですが果たして…ここばっかりは使わねばわからん。

そして「早いのが撮れそう!」ていうグッとくる作例がなければたぶんユーザは食いつかないと思う。

ちなみに作例ですが、最低でも競馬、可能であれば戦闘機ないしF1くらいでないと「おっ」とならないと思う。競馬ぐらいだったら既にオリンパスOM-Dシリーズ、ソニー6000台は撮影楽勝なのでそれより勝てる!ぐらいでないと、どうかしらと。

と書いてからオフィシャルのコマーシャル動画を拝見したのですが、トラック上のスプリンターを撮る、ていう動画なんですよね。カッコいいのはカッコいいんですが、人間の前後移動を前から…ってどんなに動体反応が遅い機種であっても「ん、置きピンにすればよろしいのでは…」で済んでまうので、作例!作例が見たいよー!!

あ、宣伝ですがラ•フォト自由が丘の初心者レッスン6回受講なさった生徒さまはダックスやトイプーあたりは既存のミラーレスでサクサクお撮りになってらっしゃいますよ。

不満2:暗いシーンが綺麗に撮れない → 最初のわたくしの文章、感度の話なのかライブビューの話なのかごっちゃになってました失礼。

ただ高感度対応に関する事であれば、フジは3年以上前から頑張ってて、ソニーは既にα7Sシリーズで対応できていて、オリンパスも初代OM-Dの段階で2000は余裕で。

なのでオリンパス、フジ、ソニー、パナソニックのここ1、2年に発売された機種の場合2000超えてもわりと使えるような気がするのですが、それを凌駕する…んでしょうか。

α7Sが既に実勢20万切る高価格とはいえフルサイズ+高感度対応任せとけ!状態な現状、APS-Cで高感度対応してるよ!なら最低でも5000で美しい!くらいじゃないとたぶんインパクト薄いんですよね。

ちなみにキヤノンは5DM2当時、感覚値ですが1500がリミットで、5DM3までいくと2000超えてもイケる!だったものの、40Dあたりの時は800でもうトホホだった印象なので、そこをクリアできているのか、作例が見たいザマス。

んで「不満2」が高感度での話ではなく、例えばEVFでストロボを使うような際に暗くて撮りづらい…のであればソニーに関してはライブビューの設定を反映させればオッケーなんですけどそういう話ではなく?AF照射ではダメなん?といっても拙宅のレッスンではAF照射を禁じてますが(大人数だと迷惑だから)、いずれにしろ暗いとこでどうこう…というのは不満としてレッスンでは聞いたことがない。星撮影のだいとしぃさんからオリンパスで不満を聞かないしなあ…暗いと撮りづらい…てのはなんじゃろ。

要は、キヤノンが「今までのミラーレスは暗いシーンで撮りづらいから不満でしょ?」と言っている部分の明確な定義とその解決方法がわからなかったです。読み取ってなかったらすみません。

不満3:モニターで撮影しづらい → これはどこのメーカーもそうですがだからといってEVF内蔵にしたから解決…てのは既にオリフジソニー全てやってる…からにゃんともかんとも

不満4:直感的な操作ができない → これミラーレスがだーっと出た時に思ったのですがユーザーインターフェイスって古式ゆかしい一眼レフカメラ忠実でいいと思うんですよね。ライカ系か否かみたいな大きな違いとか、ニコンだけダイヤルやインジゲータ逆かよ!とかありますけど、UIをそんなに家電ほど変える必要ないと思う。

そもそもなとこで「ヲンナノコって機械に弱いよね?」という大前提、もう古いから。機械弱い人はスマホいっちゃってるから。

ピンクとか出すなー!ダイヤル引っ込めるなー!シャッターフラットにするなー!とニコンJ1とかソニーC3時代にも思ったわたくしだ。

のでプロダクトとしてのアプローチはオリンパスOM-DとフジのT1が大好き。あとオリンパスとフジは世代が進んでも基本UIが変わらないので買い替えても安心して使うことができるのがいいなって思うのね。

不満5:もっと表現の幅を広げたい → アートフィルター系にあまり興味がないので、ここはタンマ。フォトショップを使う層には関係ないと思う。というかカメラの表現の幅ってレンズでしょうに!レンズのラインナップが後発としては絶対的に足りない!

あとフルサイズセンサーも持ちながらAPS-CやSS1/4000で「いままでの不満でしょ?」て、胸張るない!と。ニコさんなんかちっちゃいミラーレスで1/16000だぞと(それもどうかと思うけど)。

フジみたいに割り切ってポリシーがあってAPS-Cならともかく、位置づけが「初心者にはAPS-Cで十分だよね」というキヤノンが「表現の幅を広げる」といってもいまひとつ。

という私的突っ込みがございましてん。

むしろミラーレスの不満てバッテリーとかー…いやこれはソニーだけか。

えっとえっと不満…ソニーお高いなあとか…いやしかし無印+バラマキなら15万で収まるし、となるとやっぱり昨今はレンズが重いかな。

特にオリンパスのプロレンズとソニーのα7シリーズユーザたちの不満はそれに尽きる。

画質向上は確かに嬉しい…が、だがこの重さはバッグにはいらん!とかそのへん。

でも軽いの重視するならばパナ+m.zuiko25mmとかニコンJないしNシリーズがあるからそっち使えばいいじゃん的な回避方法があるわけで。軽量級であれば過去にペンタックスQ10とかあったけど、あのF1.8でのボケなさ加減は使えないにもホドがあったので、問題外。ボケコントロールとかいらないし何だったんでしょうねあのペンタさんのアプローチは。

重さでいうならばフジフィルムのTはギリオッケーなのだ。あとフジはちゃんとAとかEシリーズがちっちゃ軽いので、住み分けてらっしゃるなと。あとフジノンはそもそもレンズ多いなーいいなーとかダイナミックレンジ便利だなーとか。

いずれにせよ、いわゆる一眼レフ(という呼称がわかりやすいので使うけど)よりもミラーレスの弱点とされていたAFはもう各メーカーの技術者さんが切磋琢磨してらっしゃるだろうから、時代の流れで絶対早くなるだろうし…なので、不満は不満だけど「今までは不満、ではキヤノンで解決してくれますか?」というのがまだ読み取れない。

10万越えのボディをホイホイ買うようなカメラユーザなら、むしろいまボディのスペックよりもレンズどうすんの?が注目してるとこで。

テーブルフォトを撮りにきましたー!とフォトレッスンにいらしても段々競馬とか飛行機とかに色気出して換算50の明るいレンズ一本で満足できない層も増えているので、軽い望遠出して欲しいとか、そっちじゃないかなあ。

という状況に対して、フジ、オリンパスはざさーっと揃っているし(プロレンズは重いけども14-70であの描写はうらやましー)、ソニーはもう「ウチはバラマキは作らないでじっくり一生モノのレンズ作りますからっ(意訳)」とおっしゃる通り、初心者でも「レンズでこんなに違うんだー」と感じられるほどの出来なのは先だっての神楽坂レッスンの通り。あのでも5桁で出していただけるとちと嬉しいんですよ…。10桁なら軽いのを…!

そんでもって、ニコンも気がつけば押さえるとこ押さえてらっしゃるのね。というかコンデジの位置づけなのかしらニコさんは。

という中でキヤノンさんはレンズを将来的にちゃんと出してくれるのかなというのがわたくし個人は懐疑的。

なんか初代EOS-Mの時のマウントアダプタ使ってデッカいレンズ使ってね☆的な印象が拭えない。あと今の発表されている限りのラインナップは一本としてぐっとこない。もうパンケーキとか、いいから!

といってもミラーレスの不満て、フォトレッスンでみなさんのカメラを拝見したり、レッスン中の会話を聞いての感想なので、また「キヤノンはここがんばってるよ!」というのがあれば教えていただきたいですハイ。

ただ、発表されたデータを元に『徒然なるままに』の那和秀峻さんがソニーα6300との比較をきちんとデータで記載されてて、特にどちらがどう!というジャッジはされてないのですが、単純に数字で見てもどうみてもα6300に負けてる…んじゃないかという印象で。

これをFaceBookの方で「三行で!」と問われて、だーっと書いたのが下記の文章でございましてん。FaceBookですと流れてしまうので転載。

CANON EOS M5とsonyα6300の違いとは、50mm中心のテーブルフォト中心な女性ユーザ向けにざっくり言うと、重量はソニーのがちこっと軽い、AF測距点もソニーのが10倍、連続撮影可能枚数もソニーのが倍。

キヤノンEOS-M5が今のとこ優位なのは、液晶の画質が美しくて角度がちっとだけ大きいのとタッチパネルであることのようです。

…全然三行ではないですが!しかもそのあとだーっと10行以上書き連ねてるし!

ただ、EOS M5、使ってみてAFにストレスを感じないとか好みのレンズがある!とか高感度でもイケそう!なら買いカモ。しかしルックスが既存のAPS-Cよか重いからなあ。あとレンズがないー!カメ女(年齢不問)は好きだぞ明るいレンズ。

となると、今期50mmを3本出したソニーの戦略はカメ女のハート直撃かもしれん。

個人的には私が思うソニーの最大の欠点(のひとつ<…)であるバッテリーをキヤノンと比較するのはまだ現在では不明ながら、α6300であれば飛行機モードにしておけば持つので、キヤノンとはそう開きがあるとも思えないので、決定打ではないかなあ。バッテリー3個持ち歩けばいいだけだし(現状5個ですがわたくし)。

バッテリーはさておき、撮影するにあたってのもひとつのソニーの欠点であるAFの食いつきを凌駕しているなら「おお!」となりますが果たして。AFはα7シリーズならともかくα6000ないしα6300は優秀だしなあ。キヤノン5DM2との比較は残念ながらしていないのですが、光学ファインダーはともかくミラーレスの中では最速と言ってもよい出来だと思うのですが、データ上では測距点数が既にソニーのが倍の状況なのでむむむ…と。

何せ初代EOS-M実は使ったことあるのですがAFの遅さにイラッとしたんですわー。

まあ、スペックはどうあれ重量がα6300より重いてミラーレスとしてどうかと。

なにせいまカメ女的にはオリンパスもフジもソニーも

「ミラーレスにしては最近重過ぎるんじゃい!」

という感想が出始めているので、軽くないしかもAPS-Cでレンズの数もまだまだって、そもそも勝てるのかしらんと。

ちなみに重量はキヤノンEOS-M5 380gに比べてソニーα6300 361gで。しかし防塵防滴無視したらα6000なら285gなのでにゃんともかんとも…。

あと、昨今、測距点数増えてるけど、個人的にはプロレスでも飛行機でもAFはスポット1点主義なので測距点数がどんだけ多くてそこの優位点を挙げられても響かないんですよう。

ましてやテーブルのお花と雑貨を撮る層にはまったく無用でスマホでよかろうもん的な。

ので、

なのでこのタイミングの発売で「いままでのミラーレスで満足できない人に」と言われましても、「アナタがそれをおっしゃいますか??」とどうしても突っ込みたくなってしまう…んですよすみませんー!

だったらキヤノンは既存のレンズ数や圧倒的なシェアを生かして、光学ファインダーに水準器を搭載したx8とか、軽量フルサイズの6Dを強化してくださったほうがよろしいのにと思うのです。重いなら思いなりの大きいなら大きいなりの良さとか画質とかあるじゃないですかー!わたしはx8の水準器にはけっこうツボりましたし。

という長文ばかりでなんですが、とある日のレッスンラインナップ…おっ、ソニー不在(笑)
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あー、腱鞘炎治りかけたからって、調子に乗って打ってまったなあ…
文章がちっとめちゃくちゃなので微妙に治すかも。


by ori_tarte | 2016-09-17 23:58 | ときめき写真講座 | Comments(0)

自由が丘女子フォトレッスンサロン『ラ・フォト』主宰、フォトグラファーさいとうおりのブログ


by さいとうおり